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BIOMANの気まぐれディスクレビュー

2010年09月06日 12:42

第1608回
Dorian / Melodies Memories

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七尾旅人、やけのはらを加えた通称「ローリントリオ」の最後の隠し子、開けちゃったパンドゥーラの箱的存在「Dorian」待望のフルアルバム!カンカン帽(?)に白シャツによる自身の圧倒的存在感に呼応するかの様な作品!
全編に渡ってキンキンに冷えた三ツ矢サイダーの炭酸の様な喉越しのいいシンセサウンドが散りばめられ、「Metoro Area」を日本語訳すると「東京湾」、である説の信憑性を大きく高めることに成功している!ここまで偏執狂的に突き詰められたアーバンサウンド、いわば蛍光スキーウェアサウンドを聞いているとレインボーブリッジでブルーハワイ飲んでるバルデリの光景がまざまざと蘇ってくるではないか!(※注1)
昨今の横浜を中心としたアーバンテイストモンスーンも、確実に100年後の音楽の教科書に日本の伝統芸能として載っているハズであるから今のうちにごっそり人間国宝に認定しておいたら、という程の思いであるが、その中でもドリアン氏の音はレトロフューチャー感がプラスされているというか、いわば伊勢湾岸道を走る法隆寺自動車学校のCMの車とでもいおうか!(※注2)オープンカーを片手運転したこと無い自分にとっては気分。
白眉なのはローリントリオ全員集合の「Shooting Star」。快楽中枢に従順なアガるやけ七尾氏の掛け合いに憂いを含んだコード感でもって展開される、消しゴムのカドばりの爽快ビート!さらに特筆すべきは前代未聞の「ペチョッ」とした音質のハンドクラップ音!!!これが曲に絶妙なビザール・スパイスを加えると共に私の2 UNLIMITED思想に追い打ちをかける!!
とっても月並みなことかもしれんけど、このアルバムの完成度が、一歩ずつ、着実に、しかし踏み外すことなく仲間とともに歩んできた階段の足跡の集大成であると考えると、なんだか泣けてくるナァ…なんでもない日常と、このアルバムのアーバントロピカルトリップ世界との距離感を計ると同時に、この音楽を搾り出すために消費した努力と根性が浮き彫りになり、他人事とは思えない感動に襲われる!

(※1 見たことはない)
(※2 奈良県民の友達に聞け)


コメント

  1. dj colaboy | URL | -

    Re: BIOMANの気まぐれディスクレビュー

    ずっと聴いてるわー

  2. BIOMAN | URL | -

    Re: BIOMANの気まぐれディスクレビュー

    ですねー伊勢湾岸道走る時は是非かけましょう

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